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山本祥子個展『遠々』

明日から、山本祥子個展『遠々』が始まります!

HBWORKでも黒田貴特別賞を受賞した山本さん、丁寧に描かれた作品をぜひご堪能下さい!

 

 

1.今回の個展のタイトル「遠々」に込めた思いをお聞かせ頂けますでしょうか?

 

HB workで黒田さんの特別賞をいただいたサンゴのシリーズ、少しずつ描いていく中で、魚類の図鑑みたいになってきたというのと、ちょっと装飾的な要素が強くなってきてしまったという反省がありました。本来このシリーズを描き始めた時に何を表したかったかというと、本当に少しずつしか成長することのできないサンゴが、太陽の光を求めてお互いにせめぎ合いながらやがて島になってしまうという、長い長い時間の積み重ねを描きたかったのでした。
今度は同じような描き方を別のモチーフに広げようとした時も、同じように時間の蓄積を感じるものを描きたいと思いました。その遠い昔から延々と繋がってきたもの、というイメージを『遠々』というタイトルに込めました。
植物など自然物が多くなるかと予想していたのですが、描いていくうちに人の営みに関わるものが多くなりました。
ただ地上にあるものは自分が実際に目にした風景も多くて囚われてしまいサンゴのように自由に遊べなかったという反省もあります。
時間が足りなくて描くことのできなかったものもたくさんあるので、今後も色々と描いてみたいと思います。

 

 

2. 数多くの装画や挿絵をご担当されていますが、最近のお仕事で印象に残ったものはございますか?

 

最近発売された本ですが、文庫の表紙でははじめて騎馬武者を描かせてもらえてうれしかったです。

 

 

3.時代物の作品が印象的ですが、制作する上で心掛けていることなどありましたらお聞かせください。

時代物だと資料にあたって調べ物をすることが多いですが、それに囚われる可能性も多いので、

正しさよりは絵としての良さを考えようと自戒しています。

 

 

4.細かく繊細な作風の山本さんですが、特に影響を受けている作家はいらっしゃいますか?

 

北斎、広重、暁斎、芳年などの浮世絵や、洛中洛外図屏風などの様々な近世風俗画がお手本になっています。

時代物の仕事の上では人物のデフォルメとか空間の使い方で、今回の展示のような絵では質感とか絵の具の使い方などで影響されていると思います。

 

 

5.今後挑戦したいお仕事や作品制作などについてお聞かせ下さい。


これまで人物がメインの仕事が多かったのですが、人物に頼らない風景や静物なども描いてみたいです。

人物では大人数の群像図がもっと上手く描けるようになりたいと思います。

 

 

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