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吉岡里奈個展「ナオミの世界」

今週の作家さんは吉岡里奈さんです。ご自身初めての個展開催となります。
今回の展示では、昭和のムード漂うさまざまなシーンを”ナオミ”という名の女性を通して描かれました。
服装や景観などが描かれているのはもちろんのこと、昭和を生きた女性の情念までもが表現されています!
吉岡さんの最新作、ぜひ見にいらしてください!

 

「立ちんぼのナオミ」

 

— 色々な個性の「ナオミ」がいておもしろいですね。今回は描き下ろしなのですか?

TISで受賞した作品以外は、個展を控えている間のここ1年くらいで描いたものです。レコードジャケットもすべてナオミのくくりで作りました。

 

「縄とナオミ」

 

 

— どんなものを資料にされてるのですか?

映画を見たり、古本屋さんで昔の雑誌を見たりしてイメージを広げています。
「ナオミ」のくくりにすると、昭和の女の人など色んなものが浮かんできました。

個展が決まってから色々なアイデアが出てきて、それを順番に描いていきました。サブカルに行き過ぎると、ひいてしまう人がいたり、お客さんを選んでしまうような気がしたので、サブカルと商業の間で成り立つ絵を目指して描きました。

 

「夜の女ナオミ」

 

— 昭和の雰囲気は元々お好きだったのですか?

元々は映画が好きで、大学では映画学科で勉強していました。映画看板が好きだったので、実際に看板職人さんのところへ行って仕事をしたいと言ったら「女子はダメだから」と門前払いでした。でも映画の絵を描きたい気持ちは強かったので、個人で描きはじめることにしました。元々絵も好きで描いていたのですが、ある時「昭和をテーマにしたお祭りのポスターを描いて」と人に頼まれたことと、自分が映画好きなのとが繋がって、こういったタッチの作品になりました。

昭和を描いていますが、本当に知っている世代ではないので、TIS公募展の際に南伸坊さんからは「宇宙人から見た昭和みたい」と仰って頂けてうれしかったです。ちょっとねじれた昭和だったり、タイムスリップした現代の人が見た昭和のようなものが描けたらと思っています。いくら資料を見ても同じようには描けないですし、本当の看板職人さんの方が上手だけど、私にしか描けない昭和っぽさが描けたらいいなと思っています。

 

「蛇とナオミ」

 

— どの作品もすごくおもしろいです。昭和歌謡など音楽もお好きですか?

好きですね。昔の映像をYou Tubeで見たりしています。今回テーマにした”ナオミ”という名前は、ちあきなおみ と 谷ナオミの2人がコンセプトの発端です。会場のBGMにはちあきなおみをかけています。

 

 

— レコードジャケットの作品は、曲名や歌手名も吉岡さんが考えられたのですか?

ジャケットはすべて一から作りました。「恋のメキシコ娘」のジャケットは、橋幸夫の『恋のメキシカンロック』からイメージして描きました。「温泉のナオミ」は以前、友人たちと計画をした箱根旅行の、旅のしおりの表紙に使った絵です。その旅行がきっかけで「箱根の女」のジャケットも思いつきました。

 

「温泉のナオミ」

 

— 本当にありそうですね。作るのもすごく楽しそうです!
吉岡さんは今後どのようなお仕事をやってみたいですか?

売り込みしても「作品を選ぶね」と言われたり「昭和っぽい本じゃないとちょっと…」と言われることが多いのですが、本の装画をもっと描きたいです。

 

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