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工藤由紀子個展「街角」

新年はじめの展示、今週の作家さんは工藤由紀子さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
ぐいぐいと描かれた線と、おもいきりの良い余白が心地よい工藤さんの作品。日常の愛おしい情景の数々をお楽しみください!

 

 

普段から身近な風景をテーマに描かれている工藤さん。春に見かける少し制服が大きい新入生たち、朝の慌ただしい通勤の風景、電線にとまるたくさんの鳥…など、どこかですれ違ったり見かけたことのある人物や風景が描かれています。線はやわらかな茶色のコンテで力強く引いているとのこと。黒色だとはっきりしすぎている気がするそうで、セピアのやわらかな印象が気に入っているそうです。

 

 

 

子供の頃から絵を描くことが好きだった工藤さん、大学は京都造形大の文化財科学コースへ進み、修復に関わる勉強をされていました。まわりにも絵を描く人が多かったことで、自分も何か描いてみようと思い再び絵を描くように。イラストレーションの雑誌を見て、自分の絵も普段の生活で目にふれるようなものになったらいいなと思い、少しずつイラストレーションの仕事を意識し始めたそうです。

 

 

絵の具だと思ったように1枚を描き上げられなかったそうですが、線画だと学生時代に落書きをしていた頃のように、すんなりと描けるようになったそうです。お仕事では様々な媒体に挑戦してみたいと工藤さん。自分の絵に文字が入るとどうなるか楽しみとのこと。今後のご活躍も楽しみです!

 

冬期休廊、オンラインショップお休みのおしらせ

まことに勝手ながら、
12月28日(木)~ 1月4日(木)まで、冬期休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
1月5日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品発送は1月6日(土)以降となります。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。

ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

牧野伊三夫展 HB no.16

毎年恒例、ラストの展示は牧野伊三夫さんです。
新作の絵画やスケッチ、ご自宅から発掘されたという15年前の作品の発表も!
『雲のうえ』27号の配布、来年のカレンダー『飛騨歳時記』の販売など盛り沢山です。 ぜひお越しくださいませ!

 

 

 

牧野さんが描いた器や、最新の著書『仕事場訪問』も好評発売中!サイン本は数量限定です。

 

 

 

 

牧野さんの個展は、27日水曜日まで!2017年ラストの展示にぜひお出かけください!

くのまり個展「Somewhere I Belong」

今週の作家さんは、くのまりさんです。HBでは初めての個展開催となりました。
外国の絵本のような温かみのある世界観と、切り貼りされたモチーフがなんとも可愛らしい作品たち。
ずっと見ていたくなる丁寧で安心感のある原画の数々、ぜひご覧いただきたいです!

 

 

愛知県ご出身のくのさん。名古屋の芸大で学ばれた後、地元の出版社で勤務されました。
よりデザインや絵を極めたいと思い、2012年に上京。元々絵を描くのが好きだったくのさん、何社かデザイン事務所へ面接へ行くものの「自己表現したい人はいらない」と言われ、やっぱり自分は絵を描くこと1本に絞ろう!と決意。そこからイラストレーターの道へ進むことを決心したそうです。

 

 

 

絵の売り込みを始めたのもその頃でした。しかし、実力不足でなかなか仕事へは結びつかない日々だったそうです。そんなときにMJイラストレーションズの存在を知り、2013年に入塾。4年目の現在も通われているそうです。昨年末に初めてイラストレーションのお仕事を経験。その後『MJイラストレーションズブック2017』へ、くのさんの作品が掲載されたことをきっかけに、次々と仕事が舞い込むようになったとのこと。この夏は大忙しだったそうです!「峰岸先生や塾の仲間には感謝しきれない」と、くのさん。

 

 

くのまりさんの名前「真里」の由来には、「遠回りしても、いつか真実の故郷に辿りつけますように」という想いが込められているとのこと。名前になぞらえて、今回の展示では、女の子がどこかを目指している雰囲気の作品を描いたそうです。此処ではないどこかへの憧れ、名古屋から東京へ出てきたのもそういう気持ちに動かされたのかも、と感じるそうです。
そんなくのさん、今後もイラストレーターとしてずっとやっていきたい、一生の仕事にしたい!と思っているそうです。ご自身のテーマに合う旅行関係のお仕事や、広告、本、テキスタイルなど何でも挑戦したいとのこと。来年も大活躍の予感がするくのまりさんでした!

 

永井裕明個展「Book Face」

今週の作家さんは、アートディレクターの永井裕明さんです。
HBでの個展は約13年ぶり2回目の開催となりました。
今回のテーマは「装丁でもない、ブックデザインでもない、本の”顔”だけの作品」。
永井さんご自身でカッターや定規、のり、ポンチなどを使って、1点1点すべて手作業で作られました。
色彩も素材も豊かでユニークな作品たち、ぜひ見に来てください!

 

 

 

 

 

永井さんが日頃からストックしている様々な素材たち。
作品には、包装紙、航空図、錠剤、ダンボール、紙ヤスリ…など身近なモノから、
サメやトカゲの革までもが使われています!
永井さんの素材や質感への探究心を垣間見る展示となりました。

 



会場では、展示作品を収録した作品集『Book Face Book』(¥1,000)の販売や
2012年に制作された、ブック型のカードを22枚バインディングした本『Book Jam』(¥4,000)の販売も。
永井裕明個展「Book Face」は12/13(水)17時までです。ぜひお越しくださいませ!

北澤平祐個展「収穫祭」

今週の展覧会は、HBギャラリーで毎年開催されるココファームワイナリーさんとの企画展、収穫祭です。
ワインラベル制作をイラストレーターさんやデザイナーさんにお願いし、それに伴い個展を開催して頂きます。
今年の収穫祭記念ワインは、イラストレーターの北澤平祐さんに制作いただきました!

 

 

<イラストレーション: 北澤平祐さん/デザイン:HBスタジオ>

ワインはココファームオンラインショップで販売中!残りわずかです!!
http://cocowineshop.com/SHOP/ABB-2986.html

 

 

会場には収穫をテーマに描かれた、描きおろし作品がずらりと並びました!
オリジナル作品、お仕事の作品(一部除く)、共に原画販売もございます。すべて1点ものですので、お早めにどうぞ!

 

 

 

洋菓子のフランセのパッケージ画で話題の北澤さん。
信頼できるデザイナーさんとのダッグで、ご自身の絵の良い部分を引き出してもらえたそうで、
転機となるお仕事だったとのこと。会場ではフランセの貴重な原画の展示も!

お仕事に合わせてさまざまな画材で描かれる北澤さん。近頃はiPad Proでいつでも描けるのが便利とのこと。
次は漫画を描くのが目標だそうです!ますますのご活躍が楽しみです。
北澤平祐個展「収穫祭」は12/6(水)17時までです。お見逃しなく!!

 

 

 

菅野博子個展「動物園へ行く」

今週の作家さんは菅野博子さんです。HBでは12回目の個展開催となりました!
菅野さんならではのやわらかなタッチで描かれた、表情豊かな動物たちにぜひ会いにきてください!

 

「シャンシャンの母」
これまでは人物画での展示が多かった菅野さん、久しぶりに動物を描いてみようと思い今回のテーマに。
上野動物園でのスケッチを基にリアル過ぎないように描くことを気をつけたそうです。ほのぼのとした表情や、ユニークなフォルムが魅力です。

「アジアぞう」

「キリン」

菅野さんがパンダのシャンシャンのお母さん(シンシン)をスケッチしたのは、今年の1月頃のこと。その頃はまだ妊娠の兆候もなく、ずっと笹を食べ続けている様子が印象的だったそうです。絶対に描きたかったというチーターは、多摩動物園の人気者。はじめて見たときは、格好よく美しい姿に感動したそうです。

 

「チーター」

「カエル」

夏から秋にかけては、展示作品の制作のほか、来年出版予定の絵本の制作で忙しい日々だったとのこと。
『たかのびょういんのでんちゃん』という福島県いわき市の高野病院が舞台の実話を基にしたお話です。
地震の被害で電気が止まってしまった病院で、自家発電機のでんちゃんが患者さんの命を救います。

こちらは岩崎書店より来年1月末発売予定です! 菅野さんの3冊目の絵本、どうぞお楽しみに!

田中海帆個展「リリック」

今週の作家さんは田中海帆さんです。HBでは初めての個展開催です。
存在感のある人物画で装画や小説挿絵でご活躍中の田中さん。今回は個展のために描かれた新作の展示も!
セーラー服姿の女学生をテーマに、透明感溢れるさまざまなシーンをお楽しみください!

 

 

昨年から今年にかけて、展示やお仕事で男性を描く機会が多かったという田中さん。今回は原点に戻り、元々描くことが好きだった女の子をテーマに描かれました。セーラー服姿の子、着替え途中の子、下着姿で寝そべる女の子…など、新作では好きなものを自由に描いたそうです。多感な年頃の女の子たちの心情が感じられる、透明感のある表情が魅力です。

 


 

今年の春まで約10年間、福井真一さんのF-SCHOOL OF ILLUSTRATIONへ通っていた田中さん。課題に対してその場で絵を描く実技授業では、手を動かすことの大切さを学ばれたそうです。また、福井さんに仕事の受け方や相談などもでき、イラストレーターになるための土台作りができた場だったといいます。
2012年には鈴木成一さんの装丁塾に通ったことがきっかけで装画のお仕事に繋がり、2013年頃からは徐々にイラストレーションの仕事依頼が増え始めたそうです。絵を描く際に特にモデルはいないそうで、まず自分でこういうものが描きたいという理想があり、その後体の形を正確に描くため自分でポーズをとったり、友人に協力してもらうことがあるそうです。

 

 

田中さんの次の目標は、色々な世代の人を描けるようになること。自分の絵で描けるものをもっと増やしていきたいそうです。憧れのお仕事はたくさんあるそうですが、お話に絵をつけることや、想像してもらえるような絵を描くことが自分に合っていると感じるそうです。現在ほとんどが文芸のお仕事だそうで、本が好きなので今後も文芸のお仕事をずっと続けていきたいとのことでした!

 

「和田誠ものがたりの絵」展

今週は毎年恒例、和田誠さんの展覧会です!
オープンと同時にたくさんのお客様にご来場いただいております。
けんかえれじい、点と線、よだかの星…などなど、さまざまな物語が登場!
和田さんらしい色の組み合わせとかわいらしい表情の登場人物たち。
なかなか見ることのできない貴重な原画、ぜひじっくりとご覧いただきたいです!

 

 

作品はすべてご購入いただけます。(額装・送料込み15万円、一部18万円の作品あり。)
この機会にぜひ1点いかがでしょうか。家宝になること間違いなしです!

 

展示は11/8(水)17時までです!お見逃し無く!!

オオヒロヨーコ個展「薤露青」

今週の作家さんはオオヒロヨーコさんです。HBでは初めての個展開催となりました。
テーマは宮沢賢治。賢治が使っていた日用品やお気に入りのレコード、大好きだった天ぷらそばとサイダー、何度も登った岩手山…などなど、賢治にまつわるたくさんのエピソードと作品世界を描かれました!ぜひご覧くださいませ!

 

「トランク」

今回のテーマは宮沢賢治。『薤露青』という詩からイメージした、賢治の青の世界を描きました。
2016年10月から2017年7月までに『小説現代』で連載されていた、門井慶喜さん著『銀河鉄道の父』の挿絵を担当されていたオオヒロさん。掲載された原画も一堂に展示しております。

 

「めがね橋」

「サイダーと天ぷらそば」

岩手の文学館や賢治のゆかりのある土地を訪れ、実際に見た風景も描いたそうです。『注文の多い料理店』が最初に出版された光原社は、現在は器や家具を扱うお店になっているとのこと。その中にある 可否館 という喫茶店での1シーンも描かれました。

「可否館 」

「岩手山」

宮沢賢治という誰もが知っていて、それぞれの持つイメージがある人物をテーマにすることは難しかったそうですが、作品からはオオヒロさんにしか描けない、賢治の雰囲気や、ゆったりとしたいい空気が流れていました。
イラストレーションのお仕事に関しては色々と挑戦もしてみたいそうですが、本を読むのがお好きだそうで、今後も本に携われたら嬉しいとのことです。コツコツと努力をされるオオヒロさん、益々のご活躍が楽しみです!