HB Gallery

Blog

4co個展「夜明けのトリー」

今回ご紹介するのは、2025年3月21日から3月26日に個展を開催された、4coさんの展示インタビューです。

HB WORK vol.4では岡本歌織さんの特別賞を受賞された4coさん。
オリエンタルな雰囲気を纏った作品で、魅力的な空間にしてくださいました。
今回は平面作品に加え、ガラスを使用したものや、立体作品も展示され、
様々な作品をご覧いただける個展となりました。

会場の様子をインタビューと共にお楽しみください!

展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/

 

 

ー個展「夜明けのトリー」には4coさんのどんな想いがこめられているのでしょうか。
「トリー」の意味や、今回のテーマについてお聞かせください。

 

長年の夢だったHBギャラリーで個展をさせていただくという奇跡がやってきて、
真っ暗だと思ってたら急に「夜明け」が来たような、最高の瞬間を表現したいと思いました。
「トリー」は、鳥という意味と、自分を反映させた主人公的な誰か、「火・水・風のトリニティ」などをこじつけています。

 

 

ー展覧会では平面作品はもちろん、
コラージュやガラスドームなど
様々な手法で制作された作品が展示されています。
4coさんが1つの表現方法にとどまらず、
素材や技法を融合した作品を制作されるようになった背景やきっかけなどをお伺いできますか。

 

特に意識したことはなかったのですが、大学でひと通り色々な技法を学べたことで、
絵に煮詰まると粘土を触る、ガラスで遊ぶみたいな気分転換を長年していました。
そのうちに、ジャンルにこだわらずに素材を融合させたら、やりたいことが色々叶えられそう…となったのかもしれません。

 

 

ー4coさんはご自身のホームページに
【一歩先を灯すように】という言葉を
ステートメントとして掲げてらっしゃいます。
4coさんの作品1点1点から物語性を感じますが、
その根底にはこちらのステートメントがあるのでしょうか。
また、構想から技法の選択まで、
4coさんが作品を制作される際にたどるプロセスなどお聞きできますか。

 

明確になにか物語やテーマがあるわけではないのですが、日々出会う人や日常から着想を得ることが多いです。
残念な失敗ややらかすことも、モチーフにすることで人生を愛したいと思い、作品にしています。
作品の「トリーたち」みたいに、急いでるなら飛べばいいのに、ひたすらドタドタ走っている、
そんな感じで、描き方も一歩ずつ楽しんでいます。
技法は、描きはじめは同じで、進めていくうちにそれぞれの素材や技法に絞っていきます。

 

 

ー4coさんが今後挑戦されたいお仕事や、
画家・イラストレーターとしての展望などをお聞かせください。

 

装画や挿絵など、エディトリアルのお仕事の経験がまだたまだなので、挑戦していきたいです。
また、技法や素材への実験のようなことも、これからも続けながら、ずっと描き続けていきます。

 

インタビュアー 須貝美和

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

コメントフィード

トラックバックURL: http://hbgallery.com/blog/2025/03/28/4co%e5%80%8b%e5%b1%95%e3%80%8c%e5%a4%9c%e6%98%8e%e3%81%91%e3%81%ae%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%80%8d/trackback/