今週の作家さんはオビカカズミさんです。HBでは5年ぶり3回目の個展開催となりました。日常の何気ないシーンを、色とりどりなカタチで表現されました。楽しい食べ物のパターンや、新作のステンシル作品、香川のうちわの販売など盛り沢山です。ぜひお立寄りくださいませ!

「Be home」がテーマの今回の作品、ステイホームがきっかけで描かれたものが多かったそうです。お料理のお得意なオビカさん、今まで以上に色々と作っては発想を膨らませ、絵のアイデアに。試しに作ってみたお料理やテイクアウトのごはん、らっきょうを漬けたり、餃子を作ったり…と、外に出られない分、手の込んだお料理にも挑戦されたそうです。地元の香川では、市場にあぶれた新鮮なお魚たちがスーパーに出回り、普段は食べる事ができないお魚をたくさん食べることができたとのこと。そんな経験も今回の作品に反映されました。自粛とは言いつついい生活だった、とオビカさん。


以前から布に刷ることへ興味があったそうで、今回の作品はキャンバスプリントに。食べ物のパターンは布を意識して考えられたそうです。インテリアとしてもかわいい1枚、リズミカルに並ぶ食べ物たちが見ていて楽しい作品たちです。

今回新たに挑戦されたのは、モノトーンのステンシル作品。コピー用紙を切り取って、スタンプ台を使ってステンシルをされたそうです。1日1枚、気軽に日記のように描かれ、その日食べたものや印象に残ったものなどを思い思いに綴られました。

来年には地図絵本を出版予定のオビカさん、約5年かけてついに発売となるそうです。47都道府県の地図や名産品を描かれたという楽しみな1冊。今後は海外のお仕事や、食べものをビジュアルとしてドーンと使ってもらえるようなお仕事も手掛けたいそうです。
会場ではうちわや手ぬぐいなどのグッズも好評販売中です。この機会をお見逃しなく!


2020年9月21日 11:22 AM |
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今週の作家さんは若林夏さんです。HBでは約4年振りの個展開催となりました。好きなことや好きなものが隅々までに描かれた若林さんの作品。はじけるような色彩で描かれた、様々な人間模様とストーリーをお楽しみください!

Q1.今回のテーマや、個展でやりたかったことをお聞かせください。
タイトル「sweettime sweetmoment」は様々な「私これしてる時が一番好き」という意味を込めてます。
OL時代に行った昭和風味のスナックで演歌歌手を目指してる少女の熱唱ステージを最高至福の顔でをみつめる上司の普段見ない顔。何年も前なのにすごくよく思い出すなあと意識したことから始まりました。私は人の好きな事の話す時の顔や話を聞くのが大好きで。それを思い出すことも大好きでして。そんな至福なシーンの集積がどんな空間になるのか自分でも見てみたくてこのテーマにしました。
Q2.作品を作るときに心がけていることはありますか?
基本のマインドが泥くさいので、できるかぎり綺麗な色を使いたいと思ってます。後は心をこめて丁寧に描く。


Q3.近年はどんなイラストレーションのお仕事をされていますか?
今後やってみたいお仕事はありますか?
近年は現実的な社会問題系の挿絵関連と夢の国みたいな世界感を必要とする広告関連とか幅広です。
絵が動いたらなあと。アニメーションに興味あります。後はがっぷり四つ真剣勝負の長期連載とかも夢です。
でも、絵を描く事自体が好きなので何気にどんな内容でも楽しいのでなるべく何でもやってみたいです。
Q4.今回の制作で大変だったこと、楽しかったことはどんなことですか?
不穏な空気感の昨今。現実がインパクトありすぎて、どんなテーマを浮かべても全部薄っぺらでしっくりこず方向が決まるまですごく辛かったです。テーマが決まってからは楽しかったです。特にコロナ禍ではすがるように描いてました。

Q5,今後の活動目標をお聞かせください!
色んな人と関わると自分の絵に魔法がかかったように良くなるのが楽しいのでジャンルとわず色んな方と色んな仕事をしてみたい。
と同時に籠って好きなだけ好きな絵を描くを。両立できたら最高です。その実現を目指して財力と才能を習得中です。

2020年9月15日 11:48 AM |
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今週の作家さんは京極あやさんです。HBでは初めての個展開催となりました。吸い込まれるような黒い瞳が印象的な京極さんの描く人物画。今回は、人が消えた街をさまよい歩く少女と鳥の物語を描かれました。個展のために制作されたアニメーション作品と共にお楽しみください!

今回の作品を描くきっかけとなったのは、ドイツ圏へ旅をした際に見た風景や空気感を表現したいと思ったことだったそうです。それらを自分なりに消化し物語として描いてみようと思い、空想を広げていったとのこと。少女の孤独な様子を描きたかった、と京極さん。グレイッシュな色彩が心地良い作品です。
また今回は、自分の世界観を定める為に個展に挑戦しようという想いもあったそうです。老若男女、どんな人物を描いても自分の色を出せるようになりたいとのこと。少女だけでなく、老人を描いた印象的な1枚も。


MJイラストレーションズで5年間学ばれた京極さん。元々人物を描くことが好きだったこともあり、峰岸先生の「イラストレーターになりたかったら人物を描くことができるように」との教え通り、文芸誌や装画など着実にお仕事へ繋げていきます。デフォルメを意識すること、時代背景のディティールは怠らないこと。特にこの2つは今も意識して描かれるそうです。長くお仕事を続けられている峰岸先生ならではのアドバイスです。


アニメーション作品を作るにあたり、まずはプロットを作りコマ割りでシーンを描かれたそうです。背景画はドイツで撮影した写真を元に、procreateを使用し描いた作品も。今回のアニメーションは、映像関係のお仕事をされている旦那さんとの共作とのこと。

今後も何でも挑戦していきたいし、本にまつわるお仕事はもっとやってみたい、と京極さん。映像のお仕事や、海外で個展をしたいという目標も。モチベーションを落とさずに、これからも絵を続けていきたいそうです。自分の絵をもっと好きになって、これだ!という絵を描きたいとのこと。今後の作品も楽しみです!

2020年9月5日 4:50 PM |
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今週の作家さんは植松しんこさんです。4月に延期となった展示をついに開催!描きおろし作品をはじめ、今回はじめて挑戦されたというレリーフ作品も必見です。植松さんならではの美しい色彩と、温かみのある世界観をお楽しみください!

学生の頃からずっと音楽に慣れ親しんできたという植松さん。ユーフォニアムやトロンボーン、ベース、フルート…など楽器経験も豊富。現在も趣味で音楽を楽しまれているそうです。今回はそんな大好きな音楽をテーマに。音楽や楽器のある暮らしの風景が色彩豊かに描かれました。美大出身ではなく、絵の具の使い方も手探りだったそうですが、好きだなと思った色を手に取り自由に描かれているそうです。


イラストレーターになる前は、インテリアに関わるお仕事をされていた植松さん。趣味で制作していたコラージュ作品をブログで発表されていたそうです。その作品が雑貨店の目にとまり、お店でオリジナルポストカードを置いてもらえるようになったとのこと。そこから楽しくなり、インテリアのお仕事をしながら作品づくりを続けられたそうです。友人たちとグループ展を開催したり、イラストレーターという職業についてリサーチをし、少しずつ目標に近づいていったそうです。

2011年にコラージュ作品で手帳を手掛けられたのが最初のお仕事。現在も植松さんが手掛けられていて、もうすぐ新作が発売となるそうです。その他、女性誌のカットやファッションにまつわるお仕事、広告のお仕事など幅広くご活躍されています。線画のお仕事はここ1~2年で増えているそうで、HB塾の課題をきっかけに線画を描き始めたとのこと。instagramを通じてお仕事が来ることも多いそうです。

細やかな造形に惹きこまれる新作のレリーフ作品(粘土)は、今年の4月に初めて作ったもの。平面作品を描く際に、オイルパステルで描く質感が陶器の質感と似ていることから、立体作品も作ってみたいと思うようになったそうです。陶芸も通い始めたそうで、次は本当の陶芸作品を作りたいとのこと!

このお仕事をずっと続けていきたい、と植松さん。装画やパッケージのお仕事もやってみたいそうです。今後益々のご活躍が楽しみです!

2020年8月31日 12:10 PM |
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ファイルコンペvol.30の受賞者展、ラストを飾るのは藤枝リュウジ賞を受賞された湯浅景子さんです。針でひっかくように描かれた線や、マチエールにひきこまれる湯浅さんの作品。3回目の応募で見事大賞受賞となりました。原画ならではの迫力をお楽しみください!

今回描かれたのは世界中の日用品。本来ならばオリンピック開催の年だったということもあり、様々な国の物を描こうと思ったそうです。描かれたのは湯浅さんが所有しているものがほとんどで、ほうきや糸、くし、シェイカーボックス、はえたたき…などユニークなものも。ここ数年で本格的に絵を描くようになった湯浅さん、これまでは本屋さんを経営されていました。


27歳の時に本好きが高じて、旦那さんとご友人の3人で地元の名古屋で本屋を開業。海外へよく行かれていたそうで、そこで仕入れた建築本や写真集、アート本を置いていたそうです。当時はそのような本屋がまだ少なく、東京から来るお客さんも多かったとのこと。お店をやっていた10年間は一切絵は描かなかったそうですが、その間に様々な作品を見てインプットしていたのだそう。


30代後半になり、やっぱり絵を描きたいという気持ちが強くなり、本屋を辞め再び絵を描き始めることに。絵は辞められなかった、と湯浅さん。これからはずっと絵を描いていこうと決意。今も本屋時代に知り合った人たちとの交流があり、そこからお仕事に繋がることも。人と人との繋がりを作るための10年だったのかな、と感じるそうです。

これまでにも様々なコンペで受賞歴のある湯浅さんですが、絵は独学で学ばれたそうです。はじめは画材の使い方を学ぶために画材店でアルバイトを。絵を描いたら人に見てもらいたくなり、様々なコンペに応募するようになったそうです。個展はこれまでに地元の名古屋、京都、東京などで開催。個展の際には、毎回その場所と空間に合わせて新作を描くようにしているそうです。体力はすごく使うけれど、今後も個展のお話があればやっていこうと思っているとのこと。 寄り道をしてきたので、焦らず怠らず、一生描いていけたらと湯浅さん。1枚1枚命を吹き込むように描き、それが仕事へと繋がったらベスト、とのこと。今後の作品も楽しみです!

2020年8月24日 5:07 PM |
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まことに勝手ながら、
8月13日(木)〜 8月20日(木)まで、夏期休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
8月21日(金)以降に順次対応させていただきます。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。
ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2020年8月12日 12:46 PM |
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ファイルコンペvol.30の受賞者展、第6週目の作家さんは、仲條正義賞を受賞されたカワシマナオトさんです。
今回が初個展となりました。自由なカタチと色彩で表現された、夏のドキドキとワクワク感をお楽しみください!

Q1.受賞のお知らせを聞いた時はどう思いましたか?
A : めちゃくちゃ嬉しかったです。未だに嬉しさが色褪せないです。
Q2.いつ頃から今のタッチになりましたか?
A : 2019年のちょうど今頃です。
Q3.作品を作る上で心がけている事はありますか?
A : たまに絵は自由なんだという事を忘れてしまいそうになるので、そういった意味で真面目になり過ぎないように注意しています。


Q4.最近はどんなイラストのお仕事をされていますか?また、今後手掛けてみたいお仕事はありますか?
A:3年程前から集英社の男性ファッション雑誌UOMOで連載のお仕事をさせて頂いてます。してみたい仕事としては、街へ出て自然と目にできるような、広告だったり本の表紙だったりへの憧れはずっとあります!色々な媒体で、デザイナーさんに自分の絵を素材にデザインしてもらって、新しい姿になるのを見たいです。

Q5.憧れのイラストレーターさんはいますか?また今後お仕事をしてみたいデザイナーさんはいますか?
A:イラストに興味を持ったきっかけの中村佑介さんだったり、小笠原徹さんやイラストレーターではないですが、アーティストの水野健一郎さんです。お仕事したいデザイナーさんは仲條正義さんです!
Q6.ペーターズギャラリーのスタッフだった経験で絵の参考になるような出来事はありましたか?
A:ペーターズギャラリーは、常設でペーター佐藤さんのポストカードやグッズの販売、そして定期的にペーター佐藤展を開催していたので、それをじっくり目にすることが出来たので、とてもためになりました。

Q7.ファイルコンペにこれから応募する人に何かアドバイスがあればお願いします!
A:表参道のHBギャラリーさんで個展が出来る権利をかけた、1年に1度のドリームジャンボ宝くじみたいなノリで、コンペを楽しめたら最高だと思います!

カワシマさん、夏にぴったりな作品をありがとうございました!今後の作品、お仕事も楽しみにしております!
2020年8月11日 4:59 PM |
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ファイルコンペvol.30の受賞者展、第5週目の作家さんは、鈴木成一賞を受賞された田澤ウーさんです。ダンボールを切り貼りし、パズルのように色面を組み合わせて描く田澤さん。15年ぶりの応募で見事大賞に輝きました!田澤さんが描く、愛らしいふつうの日々をお楽しみくださいませ!

16年前のHBファイルコンペvol.14で藤枝リュウジ特別賞を受賞された田澤さん、今回新たな作風で約15年ぶりに応募し、見事大賞受賞となりました。鈴木成一さんからはこのような受賞コメントが贈られました。『コントロールのしづらい技法がかえって絵に強さを与え、同時に説明のしづらさがかえって想像力を喚起する。』
以前から田澤さんの作品に注目されていた鈴木さん、昨年のペーターズギャラリーのコンペでは次点に選ばれています。今回はどこにでもある普通の風景をテーマにすることで、観る方に自由にイメージを広げてもらえたら、と田澤さん。あえて人物の表情も描かなかったそうです。


この技法で描き始めたのは1年半前、輪郭線を気にせずに描くことのできる方法が無いかと考えていた時に、明け方にベッドの中で思いついたそうです。様々な技法を試しようやくこの技法に辿り着いたとのこと。この技法がきっかけで作家名を改め、作品サイトも新たに作り、コンペにも挑戦。早くも反応をもらえて嬉しかった、と田澤さん。今年中に個展をやろうと思っていた矢先での大賞受賞だったそうす。


会社勤めをしながらイラストレーターとして活動されてきた田澤さん。安西水丸塾の仲間、山崎杉夫さんと信濃八太郎さんとの3人展は10年以上続いているそうです。会社から帰って、ラクガキでも何でもいいから1日1枚描こうと思い、机に向かうようにしていたとのこと。今描いている絵がどの程度受け入れられるのか、コンペに出し続けたり、展示で発表してみたりと、辞めようと思ったことは無かったそうです。「やっぱり好きだから」と田澤さん。これからも本も雑誌も、どんな仕事でもやってみたいとのこと。お仕事でも拝見できるのが楽しみです!

2020年8月3日 2:03 PM |
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ファイルコンペvol.30の受賞者展、第4週目の作家さんは、永井裕明賞を受賞された大塚文香さんです。香水瓶、ポット、ブラウスシャツなど、大塚さんならではカタチが楽しい作品たち。今回は架空の3人の女性の持ち物をテーマに描かれました。様々な色とマチエールが見え隠れする楽しい作品をお楽しみください!

自分が見ているその人のかたちと、その人自身が思うその人のかたちは違っていて、その人の持ち物からもまた違った人物像が見えてくる。そんな見え方や感じ方の違いを、ある3人の女性の持ち物を通して描かれました。誰がどの持ち物を持っているかは自由に想像して見て頂けたら、と大塚さん。
間近で見てみると、独特な色彩のブレがあることに気づく大塚さんの作品。レーザープリンターを使って、版画のように1枚の紙に何版も色を刷って作品を完成させるとのこと。思わぬズレが味わい深く、ずっと見ていたくなる作品たちです。形を決める時や線を描く時が一番楽しい、と大塚さん。



HBファイルコンペには大学生の頃から挑戦されていて、今回は7~8回目くらいの応募だったそうです。描き続けるモチベーションとなっていることは、単純に絵を描いていて楽しい、という気持ちだそうです。頑固な性格でもあるという大塚さん、賞をとるまで出し続けなきゃ…という想いもあったとのこと。賞に入ったらいいなとは思っていたけれど、実際に大賞をもらった時は、嬉しい気持ちと共に「本当に入るとは…」という驚きの気持ちも大きかったそうです。


永井裕明さんからはこんな受賞コメントが。
『様々なコトが、スムーズでスピーディな世の中。ぎこちない旧型のロボットがゆっくり丁寧に愛情を持って描いたような、ザラッとした感触に惹かれました。』
自分でもそういう風に出来たらいいなと思っていたことを、永井さんがコメントをくださりとても嬉しかった、と大塚さん。SNSにアップしていた作品を通じて、ここ1~2年でイラストレーションのお仕事が少しずつ増えてきたとのこと。今後は音楽やファッションのお仕事もやってみたいそうです。益々のご活躍が楽しみです。

2020年7月27日 12:01 PM |
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ファイルコンペvol.30の受賞者展、第3週目の作家さんは、副田高行賞を受賞された副島智也さんです。昨年、HBファイルコンペに初めて応募された副島さん。数ある作品の中から、ぐにゃりと歪んだ人物画が見事、副田さんの目にとまりました。今回の受賞者展に向けて描かれた新作も! 益々進化した作品をお楽しみください!

現在グラフィックデザイナーとしてお勤めをしている副島さん、以前はコンテを描くお仕事をされていたそうで、CM用のコンテ等でタレントや背景を毎日のように描かれていたとのこと。昨年の3月頃からオリジナルの絵を描くようになり、現在の作風をみつけたそうです。初めの頃はカラーで抽象的な形や文字、キャラクター寄りの作品を描いていたとのこと。学生時代に学ばれていたというグラフィティの経験を活かし、デジタルではあるものの、スプレーで描いたようなざらっとした質感やテクスチャを意識して描かれているそうです。この描き方をみつけたときは単純に面白いと感じた、と副島さん。


一乗ひかるさんや雪下まゆさん等、同世代や年下の作家さんが活躍されている様子を見て、自分はこのまま会社員でいくのだろうか…と考えるタイミングがあったそうです。自分も動いてみようと思い、昨年から様々なイラストレーションコンペに挑戦。キャラクター系やデフォルメを強調した作品で応募してみるものの、うまく伝わらず刺さらないなと感じたそうです。落選が続く中で、どうしたら人に伝わるのかを模索し続けた結果、コミュニケーションがしやすい人物をモデルにしようと決意。その間に、今昔の様々なイラストレーションや絵画をたくさん見て情報収集をした、と副島さん。コンペで受賞されている作品の5割以上は人物画だったそうです。そこからは人物の描き方をどうするか色々と描き始めたとのこと。描き進めていくうちに副田さんに評価をもらえた、リアルとデフォルメの間くらいの現在の作風に至ったそうです。



今回の個展タイトルとなった「distortion」には歪みやねじれといった意味が。“ゆらりぐにゃりと歪んだモティーフは、 幼い頃に見た蜃気楼の影であり、今の僕の瞳に映った景色です” 作品にはこんなコメントが綴られました。
副島さんが生まれ育った長崎は、夏になると南からじっとりとした風が吹き込むそうです。夏の緑、日差し、湿度の光…それらが今も印象に残っているとのこと。そんな幼い頃の体感が副島さんの創作の原点にあるようです。浪人時代に好きだった、画家の田中一村が描くじっとりとした陰影に魅かれるものがある、と副島さん。
イラストレーションのお仕事はこれからだそうですが、スポーツアパレルやスニーカーにまつわること、音楽関係のお仕事をやってみたいそうです。今後のご活躍が楽しみです。

2020年7月18日 3:06 PM |
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