今週の作家さんは山﨑美帆さんです。
現在、長野県松本市にお住まいの山﨑さん。
2年半ほど前より、東京から制作拠点を移しイラストレーションのお仕事を続けられています。
やさしい線と色合いで、動物や木々をぽつぽつと呟くように描かれた作品たち。
感じたままに描いているようで、でもどこかバランスが保たれているような
そんな不思議な魅力があります。会場で流れているかわいらしい楽曲も山﨑さんによるもの。
絵に通ずるものがありそうです。音楽にも耳をすませながらおたのしみください!

– 今回の展示テーマについてお聞かせ頂けますか?
実家の近くに小さくてマイナーな湖があるのですが、
個展のテーマを考えているときにたまたま家族で行ったんです。
そこの湖には、むかし市内のお寺から鐘をぬすんだ人が、追いかけられた末に鐘を湖に捨て、
今もまだ鐘が沈んでいる…という伝説があるそうなんです。
湖を見て反射する景色を見たり、角度によってはその鐘が見えるのかも…と思ったり、
いろいろ想像が広がっておもしろいなと思いました。
タイトルを決めてから、いしいしんじさんの「みずうみ」を読みました。
その世界にはまって、描いているうちにふしぎな世界がでてきました。
いしいさんの世界にひっぱられているのかもと。
「みずうみ」はいしいさんが松本に住んでいた頃に書いていたそうなので、
なにか繋がっているのかなとも思います。

– 制作拠点を移されてから、イラストレーターのお仕事をするうえで
よかったこと、またその反対に思うことなどありますか?
山とか癒されるなぁと思います。
東京へは何かのついでに来ることもあるのですが、
気軽に打ち合わせに行けなかったりとなかなか会えなくなりました。
今もお仕事はメールなどでやりとりさせていただいています。

– 暮らしの変化はありましたか?
以前はアパートのベランダで野菜を育てていたのですが、今は庭で育てています。
人がおだやかで、住みやすいなぁと思います。
どうして松本なの?とよく聞かれるのですが、
ちょこちょこといろんないいことがあって、全体としていいところです。
ものづくりをされている方も多く、特にクラフト系の方々には刺激をもらっています。
楽しいことがありすぎないのもいいかなと。東京にいた頃は行きたいところがいっぱいありました。
遊びたいけど仕事もあるし…という感じがあったので、前よりは誘惑が減ったかなと。

– 制作するにも、生活するにもすてきな場所ですね。
最後に今後やってみたいお仕事、やりたいことなどおしえてください。
お話に絵をつけることがやってみたいです。
また、去年いちど京都の恵文社さんで、音楽の人がテーマ本を選び、
それに合わせた演奏をしているときにライブペインティングをするというイベントに出させていただきました。とてもおもしろかったので、またいつかできたらいいなと思っています。
– ライブペインティング、ぜひ見てみたいです。すてきなお話ありがとうございました!

山﨑さんご自身で作られたZINEや缶バッチ、ラッピングペーパーなどグッズも充実しています。
展覧会の記念にぜひどうぞ!5日(水)17:00までです、お見逃しなく!
2014年3月4日 2:55 PM |
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今週の作家さんはアカサカヒロコさんです。
現在大阪にお住まいのアカサカさん、今回の展示が東京での初個展となるそうです。
アカサカさんの描く赤いワンピースを着た女の子は、ふんわりと重なり合うトレーシングペーパーを使用し描いています。紙の透け感を活かした、浮遊感の漂う作品が気持ちよく並びました。
そのほかにも緻密な描写の銅版画や、親指サイズほどの豆本、のびのびとしたドローイング画の展示など、
表現方法の豊かなアカサカさんの世界観が楽しめます。
印刷では伝わりにくい、 原画ならではの繊細なマチエールも必見です。ぜひご覧ください!

– 今回が東京では初個展となるのですね、おめでとうございます。
原画を拝見するまで、このような方法で描かれているとは知りませんでした。
幻想的な女の子の絵が印象的ですが、どのようにイメージが浮かびますか?
最初に構図が思い浮かびますね。ブランコがこんなふうにあって…と、手帳に描いたスケッチと
完成した絵とほとんど変わらないので、自分の絵は最初に構図があるんだなぁと思っています。
以前、絵を見てくださったデザイナーの方が「あなたは空間を描いているのですね」と言ってださり、あぁそうか!と腑に落ちました。自分の中で浮かんだイメージに、奥行きを感じるということにしっくりきました。

– 広がりを感じる構図ですよね。
イメージが浮かんだときは、すぐにスケッチしたりして描ためておくのですか?
個展などの前は特に、早い段階でアイデアスケッチを描くようにしています。
アイデアだけ何年も温めておくということもありますね。

– まさにタイトルにもある”引き出し”の中から生まれるのですね。
今回は豆本の展示もあり楽しいですね。豆本を作るきっかけは何かありましたか?
以前、関西で個展をする際にギャラリーのオーナーさんに「豆本を出して!」とリクエストをいただいたのが最初ですね。そこのギャラリーさんは小さいスペースを活かして、豆本の展示などをやっているところでした。
元々自分も製本が好きだったこともありやってみようと。
豆本に描かれているお話は、銅版画で描いた1枚の絵から物語を広げています。
銅版画で描くときは絵のイメージが浮かんでいるだけで、元々お話はなかったのですが
お題があったら作れるものだなと。豆本と銅版画の展示も行いました。


– ドローイング画も雰囲気がありとてもいいですね。楽しんで描いている感じが伝わります。
ドローイングも楽しかったですね。
銅版画は完成形を見るまで長い時間がかかりますが、鉛筆はひいた線ができあがりの一部でわかりやすい。
ストレスが少ないと言うのでしょうか。どんな人でも使える画材というのもいいですね。
– どの画材で描いてもアカサカさんの世界観が崩れていないのがすばらしいですね。
トレーシングペーパーに描くのは何かきっかけがあったのですか?
以前、固いトレーシングペーパーに版画を刷ってみたことがあったんです。
油性インクを使用しているので、布や革製のものなどプレス機でへこませることができたら何でも刷れるんです。その刷ったトレーシングペーパーで70cmくらいのイスを作り展示をしたことがあったのですが、その余りを使って絵を描き始めたのが最初ですね。
トレーシングペーパーは優れもので、下書きを写すのが簡単ですし、鉛筆で人物の顔も描ける。
色は裏から塗れて、アクリル絵具を使っても色ムラが出ないんです。
けしごむで消しても綺麗で、これはいい!と思いました。
2枚重ねることで、絵にうっすらと影ができ浮いているような表現になるのもおもしろいなと。

– ふわっとした質感が、アカサカさんの作風に合っていますね!他の人にはない手法だと思います。
最後になりますが、これからどんなお仕事をしていきたいですか?
何でもやってみたいですね。私の作品を見て”この絵だから頼みたい”というようなお仕事をいただければなと思います。そうじゃないと意味がないと思っているので。
– 作風を活かせるお仕事が来るといいですよね。貴重なお話をありがとうございました。
2014年2月25日 2:58 PM |
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昨年6月に開催された仲條正義個展「LOST AND FOUND」の全20作品が収録された
絵本「LOST AND FOUND – 喪失と發見 -」が好評発売中です。

絵 : 仲條正義
文 : ジェイソン・エヴァンス
発行所 : 株式会社 ADP|Art Design Publishing
単行本 ソフトカバー 48P
価格 : 1,785円(税込)
写真家ジェイソン・エヴァンスさんが姪のために綴った20章の物語に、仲條さんが絵を添えました。
言語が違っても通じることのできる絵のすばらしさ、楽しさに満ちた一冊です。
巻末には、ジェイソンさんと仲條さんがお互いのことを綴ったエピソードも収録。
パスポートを模した箔押しの装幀もファンにはたまらないものとなるでしょう !
「LOST AND FOUND – 喪失と發見 -」はこちらからお求めいただけます→ amazon.co.jp
2014年2月25日 12:00 AM |
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3月15日(土) 13:00より、阿佐ヶ谷美術専門学校にて
第2回イラストレーション連続セミナーが開催されます。
「先生、イラストレーションとは何ですか?」
ゲストは唐仁原教久、インタビュアーは南伸坊さんです。
どなたでもご参加いただるセミナーです、みなさまお誘い合わせの上ぜひどうぞ!
お申し込みはこちらのページからお願いいたします→ http://www.visions.jp/illustration-semi/
※好評につき定員に達しました!お申し込みいただいた皆様、ありがとうございました。

2014年2月25日 12:00 AM |
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今週の作家さんは友田シトウさんです。今回がご自身初めての個展となります。
輪郭を描かずにハイライトを活かした作品は、描き過ぎていないけど伝わる、
見る人とのコミュニケーションを楽しんでいるかのようなユニークな作風です。
少ない色数と筆数で表現ができるセンスと技巧をお持ちの友田さん。
作品はもちろんのこと、会場全体で友田さんの作風を楽しめる演出も!ぜひご覧ください!

– ご自身はじめての個展なんですね。おめでとうございます。
個展をやるならHBさんでと決めていました。
– ありがとうございます。うれしいです!展示計画も入念にされていたようですね。
ハイライトを活かす画風なので、それを活かすために
ギャラリーの壁や天井、台などは元々白かったので、
会場全体を白くしようというのは前から考えていました。
あとは床さえ白ければ!と思いこのような形で見せる事にしました。

– 本当に真っ白!いつもの会場じゃないみたいです。
作品はいろいろなものを描かれましたね。テーマは何かありますか?
テーマ性というよりは、ハイライトを活かすという画風だけで統一感が出るかなと思いました。
初めての個展ということもあり、モノ、風景、人物…色々と描いてみました。
– 何を描いても友田さんの絵とすぐにわかりますね。
イラストレーションはいつ頃から描きはじめたのですか?
子供のころから絵を描くのが好きでした。
美大などでは学んだ事がなく、経済大学を出て就職しDTP関係の仕事をしていましたが
やっぱり自分でも絵が描きたいなと。

– 現在のスタイルや技法になったのはいつ頃ですか?
長新太さん、湯村輝彦さん、安西水丸さん等好きな作家さんの
好きな雰囲気を融合させるような絵を描きたいという思いと、
「紙の白さよりきれいな白は無い」という話を聞いたことがあり、
輪郭無しに輪郭を表せたらなと。(図1)
どうすればそんなふうに見えるのか…と研究し、今の絵のスタイルになりました。

(図1) カニッツァの三角形

– 色がとても綺麗でおどろきました。大成功ですね。
最後に、ご自身で思う今回の展覧会のみどころをおしえてください。
やはり白さですかね。光の白さ、ハイライトの白さです。
初日は雪の白さになってしまい残念でしたけど…。
あとは、見に来て笑ってほしいですね。
ここまでするか?アホちゃう?と思ってもらえたら。
– たくさんの方に見て頂きたいですね。たのしい展覧会ありがとうございました!

2014年2月18日 1:21 PM |
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今週の作家さんは森流一郎さんです。HBでは初めての個展となります。
重松清、桜木紫乃、佐々木譲などこれまでに数々の人気作家と組み挿絵を描かれてきた森さん。
今回の展覧会では近年お仕事で描かれた作品を一堂に集めました。
現代小説から時代ものまで幅広く手掛けられている、
森さんのプロフェッショナルなお仕事の数々、ぜひご覧ください!

– 作品ファイルでも拝見しましたが、連載のお仕事が多いですね。
原画はどのように描いているのですか?
線画をパソコンに取り込んで描いています。
グレーの部分などは、フォトショップを使用して描いています。
– 手塗りのような質感がいいですね。
森さんはこどもの頃から本を読むのがお好きだったそうですが、どんなジャンルの本を読んでいましたか?
小学生の頃は、江戸川乱歩やホームズ、ルパンなど推理小説が大好きでした。
その後SFにはまっていったのですが、中学生の時にすべて読み尽くしてしまって
他の小説も読むようになりました。世界の名作、娯楽など片っ端から読んでいましたね。

– 大人になって、ご自身が小説の挿絵を描くということは想像していましたか?
全く想像していなかったですね。
子供の頃から、絵を褒められることは多かったのですが、
自分自身は絵に興味がありませんでした。
小説家になりたかったので、ずっと文章を書いていました。
ふつうの大学を出て就職し、働きながら小説を書きプロを目指そうと思っていたんです。
しかし何度投稿しても入選することはなく…たぶん向いていなかったんですね。
小説家はあきらめました。好きなものと向いているものが違っていたんだと。
その後会社を辞め、24歳でデザイン専門学校へ入学しました。
そこで描かされた絵をとても褒められたんです。コンペも次々と入選して。
ぼくの人生はこっち側だったのかと。急に人生がうまくいきはじめました。
人生には流れというものがあって、それに逆らうとうまくいかなくなるのでは?と思うようになりました。

– 流れにのったことで成功につながったのですね!
小説の挿絵を描くことがお仕事になったとき、どんなお気持ちでしたか?
実はイラストレーター駆け出しの頃は、広告業界中心に売り込みに行き、
文芸誌へは一度も行っていなかったんです。
広告の仕事は頂けず、イラストレーターとして行き詰まっていた時、
ある編集者の方がどこかで僕の絵を見てくれてお仕事をくださり、そこから小説の挿絵を描くようになりました。
それが好評で、どんどん仕事が増えました。
自分は広告をやりたかったのに、向いているのは挿絵を描くことだったんです。
自分がやりたいことにこだわるとうまくいかず、まわりにすすめられたことをやってみるとうまくいく。
そういうふうに天が導いているのでは…と思いますね。
小説家にはなれなかったけど、結局は ” 小説 ” という好きなところに帰ってきたんだなと。

– 最終的に好きなものに関われているというのがおもしろいですね。
イラストレーターとしてお仕事を始めてからどれくらい経つのですか?
お仕事を頂くようになって、本格的にやらせていただいてからは
20年以上になると思います。
– 長く続ける秘訣はありますか?
自分の好きな方向にこだわらずに、まわりが求めている方へ向かうことでしょうか。
時代ものの絵も、考証がむずかしいので自分では描かないと思っていたんです。知識もないですし。
でも実際に調べながら描いてみると好評で、時代ものの依頼ばかり頂くといったこともありました。
こだわらずにやってみたら向いていたということですね。

– DMの絵を見たときに、普段の森さんの作風とはまた違って、新しい感じだなと思いました。
この作品は中世ヨーロッパのお話ですが、こういったお仕事も増えてきましたね。
今風にアレンジもしています。これもまた好評で、こういうものも描けるんだと思いました。
こだわりすぎないということですね。
もちろん、こだわりをずっと持ってきたから成功したという方もいますが、
僕の場合はこだわりすぎないということが合っていたんだなと思います。
– 絵を見た方々が、森さんの新たな方向をどんどん広げてくれそうですね。
最後に、今後のイラストレーターとしての抱負をお聞かせ頂けますか?
時代時代で求められるものを描いて、たくさんの人に楽しんでもらえればいいなと。
そうすることで、さらに遠くへいけるのではと思っています。
– 貴重なお話をありがとうございました!今後益々のご活躍を楽しみにしております。
2014年2月11日 11:23 AM |
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今週の作家さんはnorahiさんです。ご自身初めての個展となります。
毎日、欠かさず日記をつけているというnorahi さん。
今回はその日記の中から、特別思い出深い出来事を絵に描きおこしました。
どれも、現実に起きたとは思えないくらい不思議でユニークなできごとばかり!
norahiさんの独特な文章と、自由な手法で描かれた色とりどりの作品、あわせてお楽しみください!

– 初個展おめでとうございます。飾ってみていかがですか?
とても緊張しました。一度自分の作品を集合させてみたかったので
まっさらなお部屋に飾れて見れてよかったです。
普段から色々な描き方をするので、この描き方でいいのか迷っていたのですが、
展示をしてみて、やっぱりこのままでいこうかなと思いました。

– 今回のテーマについてお聞かせください。
わたしが12歳の頃、手帳をもらったことで ” 一言欄 ” に日記をつけるのが習慣になりました。
見返してみると、不思議な出来事や変なことが多かったんです。
一昨年に作った「SAD DIARY」 という小冊子を作ってみておもしろかったので、
今回、作品をもっと増やして展示したいなと思いました。
– 画材はどんなものを使用していますか?
クレヨン、絵の具、ポスター、マーカー、切り貼り、色鉛筆などいろいろなもので描いています。
– いちばん楽しかった画材は何でしたか?
クレヨンののびる感じが楽しかったし、きもちよかったので、ずっと使いたいなと思いました。

– 日記は今もずっと続けているのですか?
今も毎日書いています。夜、寝る前にふとんの上で。
いろいろな出来事があった日には、手帳の一言欄では足りなくて、
ノートを丸々1ページ使って書くこともあります。
時々、自分のできごとではないことも混ざっています。友達に起きたおもしろいことなど。
でもすべてほんとうにあったできごとです。
机の引き出しに、12歳の頃からの日記が14〜15冊くらいぱんぱんにつまっていて、
恥ずかしいものとかもいっぱい出てきました。

– 継続されていてすごいです!英語表記の日記もありますね。
以前、「ZINE’S MATE」で小冊子を出品することになったとき、
国際的なお客様も多かったので、せっかくなら外国の方にも読んでもらいたいと思い
海外に住む友人に翻訳してもらいました。

– 日記の文章がポエムのようで、とても素敵でした。
最後になりますが、今後やってみたいことや、活動目標をお聞かせください。
展示をこれからたくさんやっていきたいです。
制作する理由としても、コンスタントにやっていきたいなと。
作品がたまったら、また小冊子にしたいです。
絵のほかには、ぬいぐるみも作りたいです。
あと、アトリエが欲しいです。自分の部屋で描くと、いちいち片付けなければならないので
絵を描くやる気が失われてしまうんです。なので、画材をぶちまけられる部屋が欲しいです。
絵はずっと続けたいなと思いました。
– アトリエができたら、おもいきり描けますね。また作品拝見出来るのを楽しみにしています!
2014年2月1日 4:57 PM |
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今週の作家さんは祖田雅弘さんです。HBでは11年ぶり2回目の個展となります。
今回は「COMMUNICATION」と題し、スティーブ・ジョブズ氏の生涯を描きました。
祖田さんの軽妙なえんぴつ線の筆致からは、さまざまな情報が聞こえてくるようです。
ジョブズ氏の駆け抜けた人生エピソードと共にご覧ください!

– 個展開催おめでとうございます。今回、なぜジョブズを描こうと思ったのですか?
どういったことを考えてモノ作りをしているのかという、彼のエピソードが本当におもしろくて。
理系の人を描きたかったということもありました。
自分自身、機械や基盤、車、静物、宇宙…など、そういったモチーフが好きで
情緒的なものよりはそういうものを描きたい、自分に合っているのではと思いました。
みんなが知っている人物ということもあります。

– 資料はどのようなものを見ましたか?
ジョブズに関する本を読んだり、YouTubeで動画を見ながら描きました。
彼自身やアップルは有名なので、そのイメージをある程度残しながら、
自分の解釈になりすぎないように制作するのに苦心しました、

– 画材は何を使っているのですか?
基本はえんぴつで、他にテクスチャなど1枚にいくつかの要素を組み合わせて描いています。
1つの絵の中にどれくらいの要素を入れるか意識しました。
少ないと抽象的になるし、多いと説明くさくなるなと。

– 1人の人物に焦点をあてて制作するということをやってみていかがでしたか?
このような制作は初めてだったので大変でした。
1枚、2枚なら仕事などでも描いたことがありますが、 自分の個展でこの枚数を描くとなると違いましたね。
展示する作品全体の仕上がりをイメージしながら描いたので、普段使う脳みそとは別の部分を使っていたような。
資料を読むのはおもしろくて、勉強にもなるのですが、時間がかかるという点でも大変でした。

– 今後、どのようなものづくりをしていきたいですか?
ジョブズ氏の制作動機は、世の中を新しい道具でびっくりさせるというのが最大の価値なんですよね。
自分は絵でなにができるかを考えたときに、イラストレーションを描く能力で、
見る人にそれに近いようなことが出来たらなと思います。
自己満足ではなく、正しく機能して役立つ絵。
「この絵があってよかった」というような、効果が最大になるよう役割を果たせたらなと思います。
デジタルでの表現方法も、今後もっと追求していきたいです。
2014年1月25日 4:56 PM |
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今週の作家さんは尾柳佳枝さんです。
記号のように見えたり、山や湖に見えたり…見る人によっていろんなイメージが広がる
尾柳さんの作品。独特の澄んだ色合いと気持ちのよい余白は、 思わず深呼吸をしたくなるようです。
尾柳さんご自身が制作された映像作品と共に、ゆっくりと楽しめるここちよい展覧会となりました。ぜひご覧下さい!

– 個展開催おめでとうございます。展覧会のタイトル、とても惹かれました。
どのように決めているんですか?
いつも迷うんですけど、気になる言葉をノートに書いていて、そのなかから
一番合いそうなものを選んでいます。そのときの気持ちにぴったりな言葉だったり。
最近は自分が”穴だらけ”な感じがしていて、でもなんでか水は漏れていない…みたいな、よくわからない
感じが合っていると思ってつけました。
でもどうとでもとれるような、見る人によっていろんな解釈をしてもらえるような言葉にしようといつも思っています。

– 絵を描くときに、環境や気持ちの面で大事にしていることはありますか?
色々やらなあかんこともあるけど、楽しく気持ちよく描けるような状態を作るのが一番大変やと思っています。
描いた絵がよければ楽しくなるので、描いてみたらこんなんできた!と自分が驚くために描いているんかなと思います。

– 映像もご自身で作られているんですね。展覧会にあわせて作られるのですか?
展覧会のために作っているのですが、長らく映像制作をお休みしていたので
ひさしぶりに作ってみたら、やっぱりめっちゃおもしろかったです。
今年はもうちょっと作ろうと思います!
はじめは、絵を長い時間見てもらうにはどうしたらいいんやろ?と思って、
絵が動いていたらずっと見てもらえるかもと思って作ってみました。

– ひとつひとつの絵の動きがかわいらしいですよね。絵のための動きのような。
尾柳さんは、絵がうまく描けない時はどうしていますか?
あんまりひどい時は、一度離れてみたりして、違うことをしてまた描き始めたりしています。

– これからやってみたいことはありますか?
大きい絵を描きたいし、2年前からやっている陶芸も続けていきたいです。
今はおちょことか器を作って、それに絵付けしています。
ほかには、今まで紙の色を背景に絵を描いていたんですが、
今回展示している、薄い紫色を背景に描いた作品があるんですけど、
ある方に依頼していただいて描いた絵で、普段自分では使わないような色なんです。
でも背景に色をつけるのもおもしろかったので、もうちょっとやってみようと思いました。
とにかくいい絵が描きたいです!
– ありがとうございました。また作品を拝見できるのを楽しみにしております!
2014年1月21日 12:12 PM |
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2014年最初の展覧会は、佐藤香苗さんです。
きもちのよい色合いと、人物のかわいらしい動きや表情が魅力の佐藤さんの作品。
その親しみやすいイラストレーションから、装画や挿絵、CDジャケット等幅広くご活躍されています。
今回の展覧会では「かみさま」をテーマに、
ちょっと不思議で、ユーモラスなキャラクターたちが登場します。
佐藤さんの描くかみさまたちにぜひ会いにきてください!

– 個展開催おめでとうございます !今回が佐藤さんの初個展なのですね。きっかけはありましたか?
そのうち個展をやりたいなとはずっと思っていました。
どうしようかなぁ…という期間が3年くらいあって。
最終的には「思いたって」という感じです。天気がよかったとか、そういう理由だったかもしれません。笑

– すてきな理由!いい気分の日だったんですね。
今回、作品を飾ってみていかがでしたか?
描ききった感はあるのですが、力を入れすぎたような…
もう少し力を抜けばよかったかな?と思いました。
でもやれるだけのことはやったかな、と。

– テーマはどのように決めましたか?
今まで描いてきたものを振り返ってみると、ちょっと不思議なものが多かったような気がしていて。
年初めの展覧会でもあったので、神頼みもあり
「かみさま」という言葉と、自分が今まで描いてきたものとが合っているかもしれないと思いました。
– 今回の展示作品には、黒い不思議なキャラクターが登場していますが、どのように生まれたのですか?
わたし自身、「かわいい」ということに照れがあって、
それとのバランスをとるための存在なのかなと思います。黒くて、かわいいような、怖いような…。
今回は「かみさま」と言い切っていますが、そういう存在、影みたいなものを入れたくなっているのかなと。
一気に描ききってみよう!ということを1年前からやってみたいなとは考えていたので、
展示をきっかけに思いきってできました。

– 展示するにあたって、見せ方などで意識したことはどんな点ですか?
黒いキャラクターを描いた「くろいかみさまとこども」の空間を一番に作りたいと思いました。
たくさん飾るので、うざったくならないように、さらっと見てもらえるような色におさえています。

↑「くろいかみさまとこども」の作品たち
– この空間は見応えがありますよね!見ていてとても楽しいです。
最後になりますが、これからの活動目標や抱負などお聞かせ頂けますか?
“物” や “景色” にも挑戦して、描いていきたいと思います。
小説のようにストーリー性のあるようなものを、あまり描いたことがないので、
そういったお仕事でも信頼していただけるようになれたらなと思います。
また、グッズ展開へのアプローチもこれからやっていきたいです!
– ありがとうございました!益々のご活躍、楽しみにしております。
2014年1月13日 1:53 PM |
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