今週は、春の緊急企画展!「和田誠 WORKS at HB GALLERY」と題して
和田誠さんがこれまで、HB GALLERYで展示されてきた歴代の作品の展示と販売を行います。
今ではなかなか見る事の出来ない、貴重な原画をお見逃しなく!
<会期>
4/23(土)〜4/27(水)の5日間(最終日のみ17:00まで)
4/23(土)〜4/26(火) 11:00~19:00まで
最終日4/27(水)のみ 11:00~17:00まで

1995年「旧約聖書」

2004年「STAGE to SCREEN」

1997年「sing」、2003年「描き下ろしJAZZ」

1997年「sing」

2001年「文学者たち」
また、熊本震災のチャリティーとして、
HB GALLERYのグッズや和田さんの本の販売も行います。
グッズ、絵本の売上は100%寄付させて頂きます。
皆様のお越しをお待ちしております!

2016年4月23日 2:58 PM |
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今週の作家さんはきたざわけんじさんです。HBでの個展は、8年連続8回目の開催となりました!
新作やペインティング作品、近年のお仕事など一堂にご覧いただけます。
今年もきたざわさんらしい、さわやかな風が吹きぬける会場になりました。ぜひお立寄りくださいませ!


今年の新作は盆栽と枯山水をテーマに描かれたそうです。お仕事で盆栽に触れる機会があり、興味をもったというきたざわさん。調べてみると、小さいが故の水やりの難しさや、枝ぶりを方向付ける育て方など、手間ひまかけ育てられていたことに驚かれたそうです。絵にしたものを飾ることでも、ひとつの盆栽になったらいいなという思いもあり、今回挑戦されたそうです。


広告やパッケージ、書籍など年間を通してさまざまなお仕事でご活躍のなか、毎回、個展では新しい試みをされるきたざわさん。これまでは、色面や点線などで絵を構成することが多かったそうですが、絵の中に模様を入れてみたりとまた違った描き方を実験中とのこと。そんな新作にもぜひ注目していただきたいです!
普段は街並みや建物など、描き込みの多いお仕事もあるそうですが、今回展示したような、のびのびとしたタッチでもぜひお仕事をしてみたいとのことでした。大きなパネルに絵の具で大胆に描かれた作品は、思わず絵が描きたくなるような気持ちになります! 会期は22日(金)までです。ぜひお立ち寄りくださいませ!

2016年4月16日 7:52 PM |
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今週の作家さんは樋口たつのさんです。HBでは約6年ぶりの個展開催となりました。
読売新聞夕刊で約1年間連載されていた小説「空にみずうみ」( 佐伯一麦著)で挿絵をご担当されていたたつのさん。掲載された挿絵、全270点の原画と新作を展示しております。壁一面にずらりと並んだ色とりどりの春夏秋冬の風景。のどかであたたかい時間が流れています。ぜひお立寄りくださいませ!


新聞連載の絵を依頼されたのは今回が初めてというたつのさん。
以前に小説の著者、佐伯一麦さんの文庫本の表紙を描いたことがきっかけで、今回のご縁につながったそうです。
連載は日曜日をのぞく約1年間。毎日「空にみずうみ」の日々の暮らしを丁寧に描く世界と共に歩んだ1年間だったそうです。原稿が届くたびに、一読者として小説を読めることや、今日はこれを描こうかな?と考える時間も楽しかったそうです。

小説を読んで「きょうはこれを描こう!」と、すぐに絵が浮かぶ日もあれば、なかなか浮かんでこない日も…。そんな日は、近所を散歩したり気分転換をしつつ描いた日々だったそうです。今まで知らなかった植物や虫やたべものなどを小説を通して知ることが出来て、生活のひとつひとつを大切にしていこうと改めて感じて、大変だったこともあったけれど充実した日々でした!とお話してくださいました。
連載中、著者の佐伯さんから原稿を受け取るために往復書簡のようにメールのやりとりをされていたそうで、佐伯さんに挿絵の感想をもらうこともたつのさんの楽しみだったそうです。


今回の展示のために描かれた新作は、段ボールをキャンバスに描かれました。展示する挿絵原画が小さい絵なので、大きい絵を描きたくなって、試しに段ボールに描いてみたら気持ちがよく、いま描きたいものを黒をポイントに描いたそうです。タイル絵のようにつながれた小さな作品たちは、連載の集大成とも感じられる1枚です!普段は書籍、雑誌や広告などのお仕事が中心なので、約1年間のはじめての新聞連載でいい意味でとても鍛えられて、今回全270点が並んでいるのを見て、改めて貴重な経験だったなと感慨深く、感謝を感じているそうです。
たつのさんのセンスが光る作品たち、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです!

2016年4月9日 8:06 PM |
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今週の作家さんは中上あゆみさんです。HBでは初めての個展となります。
新緑の香り、木々のひしめき、陽のあたたかさ、葉っぱをなでる風 … そんな空気までもを感じることのできる、中上さんの植物たち。1枚1枚の密度と存在感は原画ならではです。たくさんの方にご覧いただきたいです!

3年程前から植物を描いている中上さん。元々、細密な絵がお好きで、好きな植物を描いていくうちにどんどん描き込むようになり、今のタッチになったそうです。ざわめきの表現や、植物が生きもののように見える感じは、中上さんが絵を描く上で大切にされていることなのだそうです。背景になりがちな”植物”を主役に描きたいというお気持ちが、中上さんの作品の魅力にあるようです。
現在はフリーランスでwebデザインのお仕事をしながら、イラストレーターとして活動中。 絵は幼い頃から好きだったという中上さん、デザイン会社でお勤めされた後に、webデザイナーとして独立されました。やっぱり絵が描きたいと思うようになり、パレットスクールや青山塾へ通われて、絵を描く日々が続きます。


現在は、装画や雑誌の表紙など、エディトリアルを中心としたお仕事のご依頼が多いそうです。デザイナーさんが審査をつとめる、イラストレーションのコンペに応募したことがきっかけで、その後のお仕事へ繋がりました。本のお仕事の他にも、商品パッケージ、音楽ビジュアルなど、幅広くやってみたいそうです。怖い絵本や、植物のなかに動物を潜ませて見つけ出すような絵本にも興味があるそうで、ぜひ中上さんの絵で見てみたいですね。
これからも、たくさんの方に原画を見てもらいたいとお話してくださいました。春にぴったりな展覧会となっております。ぜひお立寄くださいませ!


2016年4月2日 7:15 PM |
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今週の作家さんはもとき理川さんです。HBでは4回目の個展開催となります。
作曲家、作詞家、映画監督、俳優、歌手…と、多くの肩書きを持ちマルチな才能で愛されたセルジュ・ゲンスブール。波瀾万丈な人生を予期させる誕生のエピソード、数々のスキャンダルや事件、終焉までを、もときさんの軽妙かつ饒舌なタッチで見事に描かれました。エピソードとあわせてお楽しみくださいませ!

今回のテーマは、もときさんが何年も前から描きたかったというゲンスブールについて。
音楽をテーマに個展をしようと思っていたそうですが、調べて行くうちに、元々好きだった彼の人生があまりにも面白すぎたため、音楽を離れ、1人の歴史にテーマをシフトしていったというほど、彼の人生は波乱に満ちていました。
もときさんは、実際にパリへ取材に行かれ、彼のお家もお墓も訪れたそうです。


調べていくほど魅力的なキャラクター、そして、普通に生きていたら絶対に起こらないような数々の出来事や事件。
ゲンスブールが生まれた当時は、夫婦の仲が良くても移民は食べていけないため、子どもが出来ても始末しようという時代だったそうです。しかし中絶すると死刑になるという時代背景、ユダヤ人だったため何度も殺されかけた家族…そんななか、あることがきっかけで中絶に失敗し、誕生したのがゲンスブールだったそうです。この人の人生ってどんなものなのだろう?というところから、彼への興味が湧き、ドラマチックな生い立ちから、その後ビジネスで成功をおさめていく様子、手当たり次第な女性関係などが、ユニークに生き生きと描かれました。


今回もさまざまなタッチに挑戦されたもときさん。最近はまっているという、ステンシル技法も取り入れました。心にじんわりと来るような、あたたかみのあるタッチはもときさんの新境地とも言えるのではないでしょうか。
しかし、技法にとらわれることなく、ゲンスブールの人生を描き出すことに特筆した今回の作品たち。
1枚1枚、ゲンスブールへの愛情が込められています。ぜひ見に来てください!
2016年3月26日 2:10 PM |
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今週の作家さんは北住ユキさんです。HBでは初めての個展となります。
2度のノーベル賞を受賞した科学者、キュリー夫人の生涯をテーマに、北住さんならではの色彩と、表情豊かなマチエールで描かれました。物語とあわせてお楽しみください!

古本屋さんで出会った『放射能』というマリー・キュリーについて書かれた、絵本のような1冊をきっかけに、今回の展示テーマに至ったという北住さん。小学生の頃に読んだ偉人伝の印象が強かったキュリー夫人、この本では私生活にも焦点をあて、恋愛や不倫などさまざまな要素を含んだ内容でとても興味深かったそうです。それを自分なりの描き方で描いてみたいと思い、今回のテーマに繋がりました。ラブストーリーであり歴史でもある、100年前のことが今に繋がっていて、そんなに遠くない出来事の数々。キュリー夫人のひとりの女性としての一面が、北住さんならではのタッチで表情豊かに瑞々しく描かれました。


セツ・モードセミナーで勉強された後、これまでずっとイラストレーションのお仕事をされてきた北住さん。雑誌のイラストレーションが多く、流行に合わせた画風で描くことが多かったそうです。仕事の絵ばかりで、自分の描きたい絵を描かなくなっていた頃、MJイラストレーションズへ入塾します。はじめの頃は評価はなかったものの、好きな人の影響を受けたり、いろんなものを見て行くうちに、徐々に自分の絵が見えてきました。
2年前程から現在のタッチで描くようになったそうで、原画は紙に絵の具を塗ったものを貼り絵のように構成されています。
近年ではコンペへ出品して作品を知ってもらうこと、FlickerやTumblrなどを利用し、作品を頻繁にアップすることを習慣にしているんだそうです。今後もいろんなお仕事をやってみたいそうですが、特に物語が好きなので自分の絵柄に合った内容のものを描けたらと仰っていました。HBファイルコンペVol.26では鈴木成一さんの特別賞に輝いた北住さん。7月には特別賞者6名でのグループ展も控えています。夏の展示もお楽しみにしていてください!


2016年3月19日 2:33 PM |
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今週の作家さんは谷端実さんです。HBでは初めての個展となります。
一富士二鷹三茄子、松竹梅、亀、龍、白蛇…などなど、日本の縁起物を身に纏った、
ユニークなキャラクターたちが勢揃いしました!谷端さんの独特のカラーや、大胆かつ繊細なタッチが存分に楽しめます。隅々までじっくり見ていたい、そんなキャラクターたちにぜひ会いに来てください!

10歳上のお兄さんの影響で、仮面ライダーやウルトラマン、ソフビ人形、キン肉マン消しゴムが大好きだったという谷端さん。初期の頃の映像の色味や、オレンジ色をした昔のウルトラマン、画面にホコリが入りこんでしまったままの昔の映像…などたまらないものがあるそうです。絵を描く上では、パソコンに取り込むと簡単に消えてしまうようなゴミ、紙のシワ、ホコリ…そういったものも大切にされているそうで、それも含めて見せることのできる、原画での展示が嬉しいそうです。

大学時代は、寺門孝之さんに絵を教わっていた谷端さん。
紙の端っこが折れたり、汚れたりしても「事件が起きた!」という表現で「良し」と言ってくれる寺門先生。
のびのびとした楽しい教えが、今の谷端さんのスタイルにも影響しているのかもしれません。
谷端さんも「楽しんで描いているなと伝わったら嬉しいです」と仰っていました。


今回描かれた縁起物のモチーフは、浮世絵の縁起巻きを資料にされました。
キャラクターのフォルムは、思うままに手を動かして描いているそうです。
縁起のいい黄色とモノクロの線画のタッチも味があって好評です!


CDジャケットや、雑誌「POPEYE」「Number」でのイラストレーションなど、少しずつお仕事が増えて来ている谷端さん。
これからはまだやったことのない、本の装画を描くのが目標だそうです。物語を読んでイメージして描くことで、自分の世界で終わらず、開いている感じの絵が描けたらなとお話されていました。次は女の人も描いてみたいそうです!
ずっと憧れだったイラストレーターという職業。仕事もたくさんこなしていきたい、と抱負を語ってくれました。今後の展望については「これからもなるべく正直に生きたい。絵を見ることも大好きなので、イラストレーションが身近にある人になりたい。がんばっていきたいです!」とのことです!

2016年3月12日 3:06 PM |
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今週の作家さんは田辺俊輔さんです。HBでは初個展となります。
学生の頃から大好きだったという役者、バスター・キートンをテーマに、映画のワンシーンや、キートンの歴史や半生を描かれました。 キートンの飄々とした表情や、昔の映画を思わせるような、セピアがかった鉛筆線がとてもよい風合いです。ぜひ見にいらしてください!

阿佐ヶ谷美術専門学校でイラストレーションを学ばれていた田辺さん。
学生の頃は、毎週、画風や画材を変えて描く試行錯誤の日々だったそうです。高校まではほとんど絵筆をもつ経験のなかった田辺さん、専門学校に入ってからは筆に変わる武器を探すため、クレヨンで描いてみたり、フィルムの現像をするように印画紙に写したりと、さまざまな実験を試みました。追究した結果、現在のタッチであるコピー機を使用した手法に辿り着きます。今回の作品も、アナログの温かみもありながら、デジタルでしか出せない田辺さん独特のタッチで表現されました。


今回の展示テーマに選んだのは、学生の頃から大好きだったという役者バスター・キートン。
チャップリンほど有名ではないというキートン、同年代や20代の若い人にはあまり知られていないのでは?という思いから、展示で知ってもらう機会になれば!と話されていました。タイトルになった「ストーン・フェイス」は、いつも無表情なことがトレードマークのキートンのあだ名から来ているそうです。作品を描くために、30本ほどキートンの映画を見て研究した田辺さん。おすすめ作品は「マイホーム」と「探偵学入門」だそう!


田辺さんがイラストレーターとして本腰を入れはじめたのはここ1~2年。大好きなイラストレーションに、まとまった時間を作りたいという思いから、昨年まで勤めていたDTP関連のお仕事を辞められて、今はフリーランスで活動をしはじめました。初のお仕事は、今月発売号の文芸誌「kotoba」で描いたイラストレーション。映画と本にまつわるお話で、ご自身の好きなものとリンクしていて嬉しかったそうです。今後のご活躍もたのしみです!

そんな田辺さん、4/8(金)から3日間は、
中銀カプセルタワービル内でのイラストレーションの展示も決まりました!こちらもぜひお見逃しなく!

田辺俊輔個展「中銀カプセルタワー」
2016年4/8(金)〜4/10(日) 13:00~17:00(入場受付16:00まで)
場所: 中銀カプセルタワービル
※入場無料・要予約
予約方法: 「希望日・展覧会予約」を件名に、氏名・職業・年齢・住所・電話番号・メールアドレスを本文に明記のうえ、ginzamikke@outlook.jp宛にメールにてお申し込みください。3/7(月)より予約受付を開始いたします。
※展示場所以外への立ち入り、見学はお断りいたします。
2016年3月5日 2:46 PM |
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今週の作家さんは平井利和さんです。ご自身の初個展となります。
青山塾でイラストレーションを勉強された後、フリーランスのイラストレーターとして活動されています。
竹ペンと紙版画で描かれた、味わいのあるタッチが魅力の平井さんの作品。
日本の昭和の風景から海外の街並み、心象風景などさまざまな世界を描かれました。
会場の装飾にもこだわった、見応えのある展示となっております。ぜひお立寄りくださいませ!

東京造形大学を卒業後、アートディレクターとして、会社にお勤めをされていた平井さん。
パイプ役となって人にイメージを伝えるという作業が多かった当時、
もっと手を動かして自分で作りたい、そんな欲求が大きくなっていったそうです。
年齢をかさねすぎないうちに、その欲望を満たしたいという気持ちが強くなり、イラストレーターを目指すことに。デザインやグラフィックに興味があった学生時代、アイドルや芸能人、スポーツ選手よりも、デザイナーやアートディレクターが平井さんにとってのアイドルだったそうです。


イラストレーターを志しはじめた会社勤め時代から、朝2~3時間は手を動かし
ひたすら手のデッサンを描く練習をしていたそうです。いきなり絵は描けないだろう、という考えから練習は半年間続けられました。その後、会社を辞めてすぐに青山塾へ通うことに。井筒先生に教わったモデルドローイングや、雑誌や写真をもとに、平日はとにかく手を動かし1日10枚の作品作りを目標にしました。

サン・アドの葛西薫さんとのお仕事、伊藤忠商事の企業広告イラストレーションです。
日本経済新聞に大きく掲載されました!
TIS公募やチョイスなどコンペでも入選し、作品の露出がふえて来た平井さん。
売り込みも始められ、少しずつお仕事にも繋がっています。

新しさと懐かしさが感じられる平井さんの作品。幅広く愛されるイラストレーションになりそうです。
来年の5月には、HBギャラリーで2回目の個展を控えている平井さん。
1年後、作品がどう進化するのか、今から楽しみです! また来年もぜひ見にいらしてください!
2016年2月27日 4:35 PM |
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今週の作家さんは原裕菜さんです。HBでは初個展となります。
溶けこむようなインクの筆跡や、黒と白のコントラストが美しい原さんの作品。
小説の挿絵や装画、舞台の宣伝イラストレーションなど、徐々に活動の幅を広げられています。
そんな原さんの3年ぶりの個展、新作イラストレーションやお仕事の原画を展示しております。ぜひご覧くださいませ!

今回のタイトル「Dancing in the light」は、余白のリズム感と色のコントラストを連想させる、原さんの作品を象徴するテーマです。その言葉からイメージをふくらませ、人物や身近にあるモノを中心に描き下ろしました。
画材はアクリルガッシュとパステルペンシル。筆の動きに任せるように描かれたインクの滲みが魅力です。
白黒写真がお好きで、今の作風に至ったのも写真の影響があるようです。
原さんが興味をもったのは、マイケル・ケンナという女性写真家の黒い三角が並んでいる写真集の表紙。抽象的なカタチに見えたものが、よく見ると実際は木が並んでいるという写真だったそうで、はじめに視覚に入ってくるカタチと、あとから意味が入ってくるおもしろさを追究してみたくなったそうです。原さんの絵にも、そんな視覚のコミュニケーションのおもしろさが感じられました。


これまでは、シンプルな丸や三角にこだわって描いていたという原さん。仕事でも対応できるようになりたいという思いから、今回の新作では少し描きこみを増やすことにも挑戦されました。それでも決して描き過ぎず、見る人に想像させる余白があるのが原さんの絵の魅力です。日本画のような透明感と和の雰囲気もありつつ、ロシアアバンギャルドを意識したという黄色の差し色が効いた、原さん独自の画風となりました。


現在は文芸のお仕事の依頼が多く、原さんご自身も好きな本の世界をこれからも広げていきたいそうです。
カフェやお店の壁画を描いたり、広告などの大きく印刷されるお仕事にも興味があるそうで、今後のご活躍が楽しみです!
売り込みをはじめたきっかけは、玄光社のコンペ『チョイス』に入選したこと。
イラストレーターの先輩たちから「今、動かないとダメだよ」とアドバイスをもらい、売り込みへ行くことに。行った先々で「チョイスで作品を見ていましたよ」と知ってもらえていて、今動かなければいけない意味はこれだったんだ、と気づけたそうです。昨年は月に2件売り込みへ行くと決め、その成果もあり少しずつお仕事も増えてきました。
初めての装画のお仕事は「狼少女たちの聖ルーシー寮」。パレットスクールへ通われていた時に、名久井直子さんに作品ファイルを見てもらったことで繋がったそうです。その本がきっかけで、次のお仕事へ繋がったりと、原さんの代名詞になる1冊となりました。見る人のイメージを広げてくれる原さんの作品、たくさんの本に必要とされるのではと思います。

2016年2月20日 6:19 PM |
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